無線LANのアクセスポイント化
そもそもアクセスポイント化できないアダプタが存在するので注意。この記事での機材は次のとおり。
- Raspberry Pi 2012-09-18-wheezy
- WLI-UC-GNM2 (Ralink RT3070)
- Nexus 7
Ralinkチップ搭載のものがよい見たいです。本来はDHCPサーバーを動かした方がいいのでしょうが、初期に試していたときは、どうにも接続に失敗したので、今回はdnsmasqの設定は行いません。
/etc/network/interfaces
まずは「/etc/network/interfaces」を編集してネットワークの設定。wlan2個さし状態で、1つは通常のネットワークにつなげているので、gatewayも指定します。gatewayの指定なしでもアクセスポイントとして認識されますが、sshで接続できないのであんまり意味ないです。
$ sudo vi /etc/network/interfaces auto wlan0 iface wlan0 inet static address 192.168.1.1 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.1
hostapd
無線APモードはhostapdで動作させるので、取り合えずインストール。
$ sudo apt-get install hostapd
次にhostapdの設定ファイルを作ります。手元に日経Linuxの2012年4月号の記事があるので参考にしたけど、Webだとこことかここかな?
$ cd /etc/hostapd $ sudo vi hostapd.conf interface=wlan0 driver=nl80211 ssid=<SSID> country_code=JP ieee80211d=1 hw_mode=g channel=1 wpa=2 wpa_passphrase=<PSK> wpa_key_mgmt=WPA-PSK wpa_pairwise=TKIP rsn_pairwise=CCMP
テストと自動起動の設定
記述できたら起動してみます。
$ sudo hostapd /etc/hostapd/hostapd.conf
設定したアクセスポイントへの接続が確認できたら、起動時に自動的にhostapdが起動するように設定しておきます。
$ sudo vi /etc/init.d/hostapd ... DAEMON_CONF=/etc/hostapd/hostapd.conf